食べること・咬むことの大切さ
生きていく上で食事は必要不可欠。おなかを満たすだけでなく、必要な栄養を取り入れるために食事は欠かせません。お子様の健全な成長を促すためには、栄養バランスを考えた食事をとることが大切です。
食育について
平成17年に食育基本法が、平成18年に食育推進基本計画が制定されました。これらの法案が制定されたのは、子どもたちに食に関する正しい知識と習慣をつけさせるためです。近年は偏った栄養摂取や朝食欠食など、子どもたちを取り巻く食の環境は悪化しています。正しい知識を身につけることで、食事の重要性を知り、乱れた食生活を正す必要があります。
咬むことの重要性
よく咬むことは、口内はもちろん全身にとってよい影響をもたらします。食事の際は、よく咬んでから飲み込むようにお子様に教えてあげましょう。
- 唾液の分泌が促進される
- 唾液には抗菌作用があり、病気の予防や健康増進に役立つ
- 唾液により味覚を感じやすくなる
- よく咬んで食事をすることで満腹中枢が刺激され、過食・肥満予防になる
- 咬むことで脳が刺激され、脳の働きが促進される
- 咬むことで顎が発達し、歯並びもよくなる
おやつの選び方と注意点
小さい子どもが一回の食事で摂取できる栄養はわずか。摂取できなかった栄養を補うためにおやつは必要です。ただし、おやつの量やあげ方には注意しなくてはなりません。食事に影響しないよう適度な量を、食事の時間と間隔をあけてあげてください。
チョコレートやクッキーなど糖分の多いおやつは、むし歯や肥満の心配があります。健康のことを考えて、ひと工夫加えたおやつはいかがでしょうか?
- フルーツを凍らせたシャーベット
- ジャガイモやサツマイモをふかしイモに
- 砂糖のかわりに蜂蜜やメープルシロップを
- 薄く切った野菜を揚げて野菜チップスに
- リンゴのように歯ごたえのある果物
- キシリトール入りのガムもおすすめです